臨時透析・旅行透析

透析を受けている患者さんは、週3回の血液透析を受ける必要があり、「通っているクリニックを離れて旅行はできないの?」と考えていらっしゃる透析患者さんも少なくありません。
しかし、患者さんの健康状態が安定しており、主治医の許可を得て事前の準備をしっかり行うことで、透析を受けながら旅行することも可能です。行きたかった都市、観光地へ出かけてみませんか?
星晶会では そういった臨時透析のニーズに対応するべく、施設を整えております。
オーバーナイトを実施している施設もあります。
そこで、透析治療を受けながら旅行を楽しんでいただけるよう、必要な手続きや、当日の持ち物について、ご説明いたします。

必用な手続きについて

まずは主治医に旅行の件を伝え、旅行が可能かを確認しましょう。
旅行先や日程が決まりましたら、旅行先で透析を受けられる施設を探しましょう。旅行期間中に、どの施設で透析治療(臨時透析)を受けられるかをご自身で確認してください。臨時透析の際は、自己負担金の支払いが生じることがありますので、併せてご確認ください。どこで臨時透析を受けられるかわからないときは、いつも通院されている施設のスタッフにお気軽にご相談ください。
旅行日程と透析施設が決まりましたら、通院している施設にお伝えください。その施設から受け入れ先の施設宛てにご連絡し、診療情報提供書を送らせていただきます。受け入れ先の施設があれば、旅行期間中も継続して透析治療を受けられます。時間に余裕をもって準備をしておくと安心です。

当日の持ち物について

臨時透析をされる際は通院されている施設からお渡しする診療情報提供書、健康保険証、特定疾病療養受療証(お持ちの方)、身体障害者手帳、定期薬、止血ベルト、災害手帳、自己負担金(必要時)などをご持参ください。(国内旅行の場合、旅行先の透析施設で健康保険証と特定疾病療養受領書を提示することで、1医療機関あたり1~2万円ほどの自己負担となります。)

事前の確認について

旅行先の透析施設は、普段透析を受けている施設と透析時間や使用しているダイアライザや透析液などが違う場合があります。できるだけ旅行先の透析施設について詳しく調べておくようにしましょう。また、透析初日はスタッフと相談して、滞在中にトラブルが起きないように些細なことや気になることについてもしっかりと伝えておくようにしましょう。
また透析施設によって室内の環境が異なりますので、ご自身で温度調整できるようブランケットや洋服などをご持参ください。

感染対策のお願い

旅行中、多くの方と接する機会があると思います。新型コロナウイルス感染症が5類に移行しましたが、伝播力は強いため、手洗い、うがいなど感染予防行動を引き続きお願いいたします。
毎日の体温測定を行い、体調になにか変化があれば受け入れ先の透析施設に電話していただき、その後の対応についてご確認ください。旅行のスケジュールは身体に負担をかけないよう計画を立てていただき、休息時間は十分にお取りください。外食は味が濃い目なことも多いですので、普段よりも食事内容にお気をつけください。
そのほかご不明点ございましたら、ご通院されている施設スタッフにご相談ください。

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