活動報告 Activity Report活動報告 Activity Report

令和7年9月13日(土)・14日(日) |KFC Hall & Rooms(第一ホテル両国)第29回日本透析アクセス医学会 学術集会・総会 参加報告

2025年9月13日(土)・14日(日)、東京都墨田区のKFC Hall & Rooms(第一ホテル両国)で開かれた「第29回日本透析アクセス医学会 学術集会・総会」に、当法人から星優クリニック透析室の看護主任と臨床工学技士SL(サブリーダー)が登壇し、それぞれ演題を発表しました。
会場は全国各地から集まった医師や看護師、臨床工学技士で活気にあふれ、最新の透析アクセスに関する研究や現場の取り組みが次々と紹介される熱気に包まれていました。
看護主任は「穿刺トラブルがバイタルサインやストレスに及ぼす影響」をテーマに、日常の透析治療で起こりうる穿刺時の合併症が患者さんの体調や心理にどのような変化をもたらすのか、臨床データを交えて発表。現場で培った視点に、多くの参加者がうなずきながら耳を傾けていました。
臨床工学技士SLは「穿刺の属人化予防に向けた取組」を発表。特定のスタッフの技術に頼りすぎない仕組みづくりをめざした当院の取り組みを紹介し、「どのスタッフでも均質な穿刺を行える体制づくり」は多くの施設が抱える課題として注目を集め、質疑応答では会場から具体的な質問が相次ぎました。
二人の発表を通じて、透析医療における穿刺の安全性向上や技術標準化の重要性を改めて共有できたことはもちろん、ほかの施設からも実践的なアドバイスをいただき、今後の現場改善に直結する多くのヒントを得られました。
今回の学会参加は、日々の臨床で感じる小さな疑問を研究として形にし、全国の医療従事者と意見交換できる貴重な場となりました。これからもこうした学びを重ね、透析患者さんが安心して治療を受けられる環境づくりに役立ててまいります。

PAGE TOP
HOME