令和6年12月3日(火) |いたみバラ診療所台湾からのインバウンド透析についてのご報告
先日、台湾からの旅行ツアーに参加された27名の患者様が、当院で透析を受けられました。
来院時の受付から透析室への入室、その後の透析開始まで、スムーズに進行できたことを心より嬉しく思います。また、透析中のトラブルも一切なく、全ての患者様に安心して治療を受けていただけたことに安堵しております。今回の受け入れは、当院として初めての海外からの患者様対応であり、大人数での旅行透析を無事に終えることができたことに感謝と喜びを感じています。
当院スタッフ一同、初めての経験に少なからず緊張しておりましたが、ご来院された患者様の温かい笑顔や、コミュニケーションを通じて緊張も次第に和らぎました。透析中には、それぞれが動画をご覧になったり、スタッフと会話を楽しまれたり、旅の疲れを癒すために休息を取られるなど、リラックスした時間をお過ごしいただけたと思います。
また、栄養課手作りのいちご大福を提供したところ、「おいしい」と笑顔で召し上がっていただき、その表情がとても印象的でした。さらに、何度も日本を訪れているという患者様からは、次回は東京旅行を計画しているとのお話も伺い、文化や趣味についてお互いに交流を深めることができました。このように言葉の壁を超えたコミュニケーションを通じて信頼関係を築けたことは、当院にとっても特別な経験となりました。
透析後には、ゆうあい広場でのピアノ演奏を聴きながら、いちご大福をお楽しみいただきました。中にはピアノの音色に合わせて歌を楽しまれる方もおり、患者様にとって思い出深い時間を提供できたと感じています。
今回、27名という大人数の旅行透析を無事に行うことができたのは、当院スタッフのみならず、他部署のスタッフや通訳の皆様をはじめ、法人内での連携と協力体制のおかげです。この場を借りて、心より感謝申し上げます。
当院のスタッフも今回の貴重な経験を通じて成長を実感しております。今後も、多くの患者様に安心・安全な透析治療を提供し、旅行透析においても心地よい時間を過ごしていただけるよう、今回得た経験を活かしてまいります。
引き続き、当院へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。