令和元年10月20日(日) |東リいたみ大ホール第81回介護予防健康講座開催
令和元年10月20日(日) 爽やかな秋晴れの日曜日に、東リいたみ大ホールで、NPO法人阪神生きがい創造の会主催、医療法人社団星晶会共催で、SHYBARA研究会の拡大バージョンとして第81回介護予防健康講座が開催されました。
健康長寿シンポジムでは、市立池田病院 腎臓内科 主任部長の梶原信之先生の座長で、兵庫医科大学の脳神経内科 教授 武田正中先生、腎・透析内科 教授 倉賀野隆裕先生、肝・胆・膵内科 主任教授 西口修平先生による生活習慣病予防対策として健康長寿シンポジウムが行われ、疾病ごとの予防対策についてご講演をいただき、来場者にお配りしたアンケートでは、とてもわかりやすかったとの声が多く聞かれました。
特別講演では、時の人三浦雄一郎先生をお迎えして、健やかな長寿への挑戦をテーマにご講話をいただきました。
三浦さんは、2009年にスキー事故で大腿骨と骨盤を複雑骨折され、「寝たきりになる可能性」を医師から通達されながらも、「夢を諦めない強い意思」から驚異の回復をみせ、80代で三度目のエベレスト登頂を目指しトレーニングを進められます。登頂に向けての準備を進めていた時に緊急手術を受けることとなり、医師や家族は登山の延期を勧めますが、三浦さんの山頂への強い想いは、不可能を可能へと導きました。そして、2013年に80歳という最高年齢で3度目のエベレスト登頂に成功されたそうです。
80歳の限界・骨折・持病の不整脈を乗り越え、これまでの登山界の常識をくつがえしました。三浦雄一郎さん87歳は、今講演で「人間は、色々な可能性があり、諦めなければ夢は叶う。皆さんも夢を持って行動してほしい」と、私達に大切なことを教えてくださいました。高齢化社会を迎えた日本。健康で長生きするためには、生きがいを持って、夢を持って、人生を楽しむことが何よりの特効薬になることを学びました。