血液透析
血液を体外に取り出し、透析膜を通して老廃物や余分な水分を除去する方法です。
特 徴
- 医療機関に週3回通院し、1回4～5時間の治療を行います。
- 在宅透析も可能で、透析装置を自宅に設置することで自分で治療を行うことができます。
- 日本では透析患者の約96.5％が血液透析を選択しています。
透析治療について
SEISHOKAIでは、患者様のライフスタイルに合わせた透析治療を提供しています。
透析とは？
透析とは「透析療法」のことで、腎臓の機能が低下した場合に、その機能を人工的に代替する治療法です。主に血液透析と腹膜透析の2種類があります。
腎臓は体内の水分やナトリウム、カリウムといったミネラルの調整や、老廃物の排出を行う重要な臓器です。腎臓の機能が大幅に低下すると腎不全となり、放置すると生命に危険が及ぶ可能性があります。透析療法は腎機能を回復させる治療ではありませんが、腎機能の代替として不可欠な医療技術です。
透析の目的
透析は、腎臓の機能が著しく低下した末期腎不全や急性腎障害などに対し、腎臓の役割を人工的に補うことを目的としています。腎臓の疾患そのものを治癒する治療ではありませんが、生命維持や日常生活の質の向上を目指します。
透析の種類
透析には以下の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、自身のライフスタイルや健康状態に合った方法を選ぶことが重要です。
腹膜透析
自分の腹膜を透析膜として活用する方法です。
特 徴
- 透析液をお腹に入れ、老廃物や水分を腹膜を通じて除去します。
- 持続携行式腹膜透析（CAPD）と、自動腹膜透析（APD）の2種類があります。
- 基本的に自宅で治療を行い、通院頻度は月1～2回程度です。
- 腎機能を長く温存できる利点がありますが、長期継続による合併症リスクもあります。
準夜透析・オーバーナイト透析
当院では、患者さまのライフスタイルに合わせた治療選択肢を提供しています。仕事や学業など、日中の時間を有効活用したい方におすすめです。
準夜透析
夕方から夜間に行う透析治療です。
特 徴
- 通常の透析と同じく、1回約4時間の治療を行います。
- 仕事や学校帰りに治療を受けることができ、日中のスケジュールに柔軟に対応可能です。
対象施設
星優クリニック・あおい病院・いたみバラ診療所・ふるさと診療所・ここしあ診療所
オーバーナイト透析
夜間の睡眠時間を利用して、7～8時間かけて行う透析治療です。
特 徴
- 長時間透析によって、老廃物をゆっくり除去するため体への負担が少ないとされています。
- 血圧の安定や透析中の不快感の軽減が期待されます。
- 日中の時間をフル活用でき、特に週末を快適に過ごしたい方に好評です。
対象施設
星優クリニック・いたみバラ診療所
お問い合わせ・ご相談
透析治療についての詳細やご予約は、お電話またはメールにてお気軽にご連絡ください。
SEISHOKAIは、患者さま一人ひとりの生活に寄り添った透析治療をサポートします。
