活動報告 Activity Report活動報告 Activity Report

令和7年10月23日(木)~25日(土) |ベトナム・ニンビン第5回 ベトナム透析学会 参加報告

2025年10月23日から25日にかけて、ベトナム・ニンビンにて開催された第5回ベトナム透析学会に、当会理事長、診療部国際課職員2名、関連施設院長の計4名で参加してまいりました。
昨年に続き2回目となる本学会への参加でしたが、今回は当会理事長が主賓としてご招待いただきました。オープニングレセプションでは、満場の医療関係者の前でご紹介をいただき、昨年は会場の後方から同じ光景を拝見していた私たちにとって、この1年間の交流の深まりを実感する瞬間となりました。
10月25日の国際セッションでは、当会の医師および国際課職員が発表の機会をいただき、会場からの活発な質疑にも対応させていただきました。言語の壁を越えて当会の透析医療への取り組みをお伝えできたことは、参加者一同にとって大変貴重な経験となりました。
ベトナム透析学会では来年から新しい会長が就任される予定です。新会長は日本の臨床修練医制度を活用して日本の医療機関で透析技術を学ばれた経験をお持ちで、日本語にも堪能な親日家でいらっしゃいます。このご縁を大切に、当会としてベトナム透析学会とのMOU締結に向けた協議を進めさせていただくこととなりました。
学会への参加に合わせて、10月23日にはペニカ大学病院を訪問いたしました。病院長および大学副学長にもご同席いただき、和やかな雰囲気の中で協議を重ね、医療連携に関する契約書の調印式を執り行うことができました。
翌24日にはベトナム国家薬科大学を訪問し、2023年12月に当会へ視察にお越しいただいた先生方と久しぶりの再会を果たしました。温かく迎えていただき、同大学とのMOU(覚書)締結に向けた合意を得ることができました。教育・研究面での協力について、具体的な展望を共有できたことは大きな成果でした。
理事長の訪越を知った医療機関や企業の関係者の皆様が、遠路はるばるニンビンまで足を運んでご挨拶に来てくださったことも印象深い出来事でした。過去に当会へ視察にお越しいただいた方々との再会を通じて、ベトナムが当会にとってかけがえのない友好国となっていることを改めて感じました。今後も両国の医療発展と透析医療の質向上に少しでも貢献できるよう、これらの国際的なつながりを大切に育ててまいります。

 

  

 

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