2025年9月14日、神戸クリエイションセンターで開催された「兵庫県透析医会」主催の《兵庫県透析災害対策研修会》に参加し、南海トラフ巨大地震など大規模災害への備えをテーマに、兵庫県内の医師や看護師、臨床工学技士など約90名が集まり、災害時に透析患者さんをどう守るかについて学びました。
研修ではまず、神奈川県での災害時透析医療体制の事例紹介があり、続いて兵庫県や神戸市の担当者から組織体制についての説明を受けました。その後、県内を医療圏域ごとの班に分け、地震発生時の地域被害想定や連絡・相談方法、患者さんの受け入れ体制などについて意見を交わし、最後は各班が寸劇形式で発表を行うという内容でした。行政関係者も加わったことで、実践的かつ幅広い視点から学べる貴重な機会となり、地域の透析施設同士が直接顔を合わせて交流できた点も大きな収穫です。
今回得た情報や議論の成果は、参加できなかった近隣施設とも共有し、地域全体での災害対策をさらに強化していく予定です。これからも研修への積極的な参加を通じて、透析患者さんが災害時にも安心して治療を受けられる環境づくりに取り組んでまいります。