令和7年6月17日(火) |星晶会感染予防勉強会を開催しました
2025年6月17日(火)に、協和キリン株式会社様のご協力のもと、「透析施設における感染予防」に関する勉強会を開催しました。
透析治療は、特性上、複数の患者様が同じ空間で治療を受けられるため、飛沫感染や空気感染が広がりやすい環境です。また、時間帯や曜日によって同じベッドや透析機器を共有することから、接触による感染伝播のリスクも考えられます。さらに、穿刺(せんし)や返血といった処置、そして静脈注射製剤の使用頻度が高いこともあり、血液を介した感染症のリスクは一般の診療よりも高まります。これまでの経験から、透析施設では一般的な外来の感染対策だけでは不十分であることが強く認識されています。
こうした背景を受け、厚生労働省は透析施設における感染予防ガイドラインを策定し、年に2回の勉強会開催を義務付けることで、感染対策への意識向上と注意喚起を促しています。
今回の勉強会には、透析室だけでなく、さまざまな部署から多くの職員が参加しました。改めて感染症について深く学ぶことができ、日々の業務における感染予防の重要性を再認識する貴重な機会となりました。参加者一同、患者様により安全な医療環境を提供できるよう、新たな知識を習得いたしました。
講師を務めてくださいました協和キリン株式会社のご担当者様に、心より感謝申し上げます。当法人では、これからも継続的な職員研修を通じて、医療安全のさらなる向上に努めてまいります。